家事代行の仕事では、性格や、家事の基準が違うお客様がいらっしゃいます。どうしてもすべてのお客様の、ご要望に応えたり人間なので100%ミスを無くすことはできませんが、あらかじめ、どんなことがクレームになりやすいのかを知って、クレームを最小限にしていきましょう。
よくあるクレーム10選とその対応策をまとめてみました。
✔️家事代行の仕事でのクレームを知りたい
✔️家事代行でのクレームの対処方法を知りたい
クレーム対策をしておこう!
よくあるクレーム10選
- 理由もなく、時間に遅れる
- 物を壊してしまう
- 頼んだことができていない
- 床や家具に傷がついていた
- 拭き残しや、ゴミ、髪の毛が残っていた
- 洗濯できないものを洗濯してしまう
- 排水溝へ小さなものを落としてしまう
- キッチンのシンクに傷をつける
- 塩素を使って色が落ちてしまう
- メラニンスポンジで傷つけてしまう
クレーム対策を考えよう
お客様は性格もさまざまなので、ルール通りにやることはしっかりやっても、クレームになるのは仕方がありません。細心の注意を払ってクレームの原因になりそうなことは予防しておきましょう。
① 理由もなく、時間に遅れる
はじめてうかがうお宅の時は、思わぬことで時間がかかってしまいます。
【よくある遅れてしまう理由】
- 駅の出口を間違える
- 電車の乗り換えで、時間がかかる
- 団地で、どの建物かが、なかなか特定できない
- 団地の部屋番号が複雑になっている
- マッションの入り口で迷う
- マンションの構造が複雑
- そもそもマップアプリに表示されていないお宅
訪問の前日に、自宅からのルートをあらかじめ確認する。アプリ上でお宅を確定してピンを立て、建物の外観もストリートビューなどでみておく
わからない場合は、会社に連絡してお宅を確定しておく
② 物を壊してしまう
【よくある壊してしまう物】
- 食器
- 写真たて
- 置物
- シャンプーボトル
- お風呂の栓
- 食器はより注意を払う必要があります。作業の時にシンク回りを、なるべくスッキリさせ、スペースを作るなど工夫が必要です。
- リビングなどの棚に置いてある、置物や写真たてなど、下に落としていまわないように注意が必要です。特にご依頼がない場合は、触らずにおくのがいいと思います。
- シャンプーボトルは、下を持たずにポンプ部分を持って、ポンプ部分を外してしまいます。両手でボトル部分を持ちましょう。
- お風呂の栓も無理に引っ張って、チェーンを切ってしまったりします。根元を丁寧に持ちましょう。
③ 頼んだことができていない
お客様とのコミュニュケーションをしっかりととって、ご要望をしっかりと把握しましょう。
サービスを始める前の、「気になる点」「優先順位」などをしっかり確認し、ご要望をしっかりと理解して、自分なりのサービスにならないようにしましょう。
④ 床や家具に傷がついていた
床や家具に傷がつく原因は、多くは掃除機にあります。フローリングが、柔らかい素材(杉・桧・パインなど)で、掃除機のモーターヘッドのタイヤが摩耗ですり減っていたりすると、傷がつきます。掃除機のヘッドなどを家具にぶつけてしまうことで、傷がついてしまう事もあります。
サービス前に傷がつきやすいことを、お客様へご説明して、古い掃除機のヘッドなどは交換していただきましょう。
⑤ 拭き残しや、ゴミ、髪の毛が残っていた
急いで作業をするとどうしても、拭き残しや、髪の毛が残っていたりします。
最後にもう一度、念入りに目視で確認をしましょう。確認のための時間配分を考えて作業を進めましょう。トイレの隅などは、ミニライトで照らしてみると、もれなくチェックできます。(ミニライトが持ち込み可能な場合)
⑥ 洗濯できないものを洗濯してしまう
洗濯の前に、必ず洗濯表示と、衣類のポケットなどに何か入っていないかをチェックしましょう。
平成28年(2016年)12月から、国際規格に合わせた新しい洗濯表示(JIS L 0001)に変わりました。家庭科で習った時と違っています。もう一度、学んで
おきましょう。
⑦ 排水溝へ小さなものを落としてしまう
洗面の細い排水溝へ、掃除用の歯ブラシを落としてしまったり、小さなスポンジなどを落としてしまうことがあります。
また、手を入れると危険なディスポーザーへ、食材以外なものを落としてしまうことがあります。
事前に予測して、落ちそうな小さなものは、どかして安定した場所に置いておきましょう。
⑧ キッチンのシンクに傷をつける
やわらかいスポンジに少量の食器用洗剤をつける。メラニンスポンジや、金たわしはシンクを削ってしまうので注意して下さい。
★シンクはヘアラインという研磨ラインがあります。ヘアラインに沿って一定方向にやわらかいスポンジで磨いていきます。
やりたくない水回りの掃除は、水への感謝とやり方次第で簡単にできる!
⑨ 塩素を使って色が落ちてしまう
塩素系洗剤は、簡単に色を抜いてしまいます。床にこぼれても床の色を抜いてしまったり、跳ねた液体でも、衣類の色を抜いてしまいます。
使用の際は、こぼしたり、跳ね散らないように細心の注意が必要です。場所によっては敷物をひいて予防しましょう。
➉ メラニンスポンジで傷つけてしまう
メラニンスポンジは研磨剤のため、素材によっては、傷がついてしまいます。
プラスチックや曇り止め加工の鏡など傷をつけてしまう場合があります。使用する場所に注意が必要です。
物損では多くが会社がサポートしてくれる
万が一、物損を起こしてしまっても、会社が保険で代償してくれます。個人で保険に入ってからサービスに行く場合もあります。
理不尽なクレームもある
先に壊れているものや傷ついているものを確認しょう
めったにないですが、先に壊れていたのに、クレームや誤解を受けることもあります。
先に傷ついていたり、壊れているものを見つけたら、お客様にその度に確認しておきましょう。
後からクレームを受けたり、誤解されるのを予防しておきましょう。
ミスをしてしまったら、まず大きく呼吸をして落ち着きましょう。呼吸をすることによって落ち着きを取り戻して、次の行動に移れます。呼吸法を是非してみて下さい。
人間なので、ミスはあります。ミスしてしまったら、すぐにお客様へ報告して精神誠意の謝罪をしましょう。慌てず、焦らずに、丁寧にを心がければミスも少なくなります。事前に予測して注意を払っていきたいですね。